2022年4月より本格的に始動した、SJS スイス-日本サステナビリティ交流会。
この会は、スイスやドイツ語圏で持続可能な社会づくりに取り組む人々の声を届けることによって、日本でもさまざまな交流や分野に生かしていただいたけるのでは、という主旨から設立されました。
SJSで取り上げる主なテーマは「エネルギー」「建築」「ビオ(オーガニック)・エコ企業」「緑」。
SJSの発起人で代表を務めるジャーナリストの滝川薫さんは、スイス在住で持続可能な社会づくりを大きなテーマとして20年以上、本などの執筆、調査、通訳、専門視察セミナーの活動を続けています。
そして、実行委員会となったメンバーはこれまでのキャリアによりそれぞれのテーマに分かれ、私は「建築」テーマを担当し会のホームページや動画制作などの広報業務も担っています。1999年にエコロジー建材専門商社に転職して始まった「健康と環境を考えた建築」との関わりが20年を超え、ライフワークとして取り組めることにとてもやりがいを感じています。
約90名が参加した第1回ウェビナーではエネルギーをテーマに、スイスの再エネルギー熱源で最も大きな割合を占める木質バイオマスについて取り上げました。世界有数の豊富な森林資源を持つ日本よりはるかに小さな規模のスイスで、限りある資源を地域内で循環させている背景と実例を交えた解説に、質疑応答も活発に行われました。
第2回ウェビナーは建築がテーマで、7月14日(木)16時半〜スイスの建築界で第一線で活躍するペーター シュルヒさんを講師に招き「持続可能な建築の考え方と実践」を行います(詳細:SJS ホームページへ)。
SJSのウェビナーの特長はエネルギー、建築、ビオ、緑など、持続可能な社会づくりのためのさまざまなテーマを横断的に取り上げるところにあります。今まさにスイスやドイツ語圏で行われている取り組みを知るだけでなく、ウェビナーで生配信しながら講師や参加者との交流もできる場としてご活用いただけるとうれしいです。