無垢フローリングって普段はどんなお手入れをしたら良いのでしょうか?
無垢フローリングの仕上げの種類によって、ワックスやクリーナーの向き不向きがあります。使用時の使いやすさやにおい(成分)も気を付けたいポイントです。
家に小さな子どもやペットがいたり、アトピーやアレルギーの心配がある方は、普段の掃除に手軽に使える天然ワックス&クリーナーがおすすめです。
ワックス&クリーナーの種類
無垢フローリングの掃除に使うワックス&クリーナーは、大きく2つに分けられます。
石油系 W&C | 合成樹脂や合成界面活性剤などが含まれたもの |
---|---|
自然系 W&C | 天然樹脂や脂肪酸などが天然成分のみで作られたもの |
オイルやワックスで仕上げられた無垢フローリングに石油系ワックスを使うと、変色したりツヤが出て仕上がりが変わることがあります。
また、「植物成分」「天然成分」などの表示をしていても、健康や生態系に影響のある化学物質が含まれる石油系ワックスもあります。
普段から洗濯洗剤や石けんなどの成分(におい)や安全性を気にしている人には、天然ワックスをおすすめします。
厳選!おすすめの自然系ワックス&クリーナー
自然系ワックスの中でも成分表示が100%行われていて、フローリングの種類に限らず使えるものを紹介します。
グラノス 天然ワックス&クリーナー
普段の掃除には30倍程度に水で薄めて、汚れや黒ずみが気になる時はそのままか数倍程度に水で薄めて汚れ落としに使え、経済的でとても手軽です。
石油系ワックスと比べてツヤは出ませんが、1度に汚れ落としと油分の補給ができます。
初めての方には30〜40坪の家全体を3〜4回は拭き掃除でき、水で薄めるボトルが付いている250mlサイズがおすすめです。
リピートする様になれば、400mlの簡易包装のものもあります。
AURO(アウロ) No.431 天然床ワックス
使い勝手がグラノスとほとんど変わらないのが、ドイツ・アウロ社の天然床ワックスです。
通販生活のロングセラー商品で、薄めたりする必要のないスプレーやフローリングシートのタイプのものも出されています。
成分に柑橘系のオイルなどが含まれるので爽やかな匂いがしますが、犬や猫などのペットがいる場合は嫌うことがあります。
上記の2商品は、いずれもドイツの老舗・自然塗料メーカーによる商品で、床以外にも塗装された木材であれば家具や建具にも使え、仕上げも石油系の様に「ピカピカになる」ということはありません。
ウレタンやUV塗装など表面をコーティングした木材は、オイルやワックス仕上げに比べ水分を吸収しないのであまり塗りすぎないよう注意が必要です。
お手入れした後にベタつきが気になる時は、塗ってから10分後に乾拭きをしましょう。万が一塗りすぎてベタついても、ぬるま湯で拭き取れば気になりません。
また、防腐剤や防カビ成分を一切使用していないので、水で薄めたワックス液はなるべくその日のうちに使い切りましょう。
無垢フローリングの掃除には匂いが気にならず、手肌にやさしく環境にも良い、自然系ワックス&クリーナーがおすすめです。