食洗機を実際に使って【4人家族の場合】

インテリアコーディネーターさんが食洗機を勧めてくれたのですが、本当に必要か悩んでいます。

食洗機は家事の時短になるだけでなく、省エネ=節約にもなりますよ!

日本の30代・40代の男性は、他の年代よりも就業時間が長く家事や育児に費やす時間は短くなり、日本は先進国の中で最も夫の家事時間が短い国だそうです。

子育て時は特に家事に時間を取られがちですが、男女や年代に関わらず自分の時間をより楽しむために、便利家電や家事導線を確保し、家事の時短をすることをおすすめします。

ちなみに「家事スタイルに関する調査2019」(株式会社日本能率協会総合研究所調べ)によると、日本での食洗機の普及率は30%強です。

海外での普及率が90%を超える国も多く、使用頻度も高い家電である食洗機。水資源に恵まれている日本とは違い、ドイツなどの海外では節水目的でも使用しています。

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食洗機が必要ない人

食洗機がもたらすメリットなど説明する前に、その必要性を考えてみましょう。

食洗機があれば便利な人

☆家事の時短をしたい

☆家族や来客が多い

☆水仕事で手が荒れやすい

☆節水や省エネに関心が高い

☆食器洗いが嫌い

食洗機が不必要な人

★毎日使う食器が少ない

★食洗機では洗えない食器が多い

★食器洗いが好き

★まとめ洗いのために食器を溜めるのがイヤ

食洗機で洗えないものは機種にもよりますが、銅やアルミ製、焼き物や陶器、漆塗り・木製の食器などです。

食洗機は子どもの成長などで家族の人数が減ることで次第に使わなくなる傾向もありますが、子育て真っ只中や来客の多い家では重宝されるでしょう。

食洗機をすすめる4つの理由

家事の時短

家事に費やす時間を、自分のための時間に変えることができます。

省エネ(節約)

各メーカーによって使用水量は異なりますが手洗いより少ない水で洗え、節水・節電機能が付いたものが多く省エネになります。通常の食器洗いでは水道を5分間流し続けることで約60L(東京都水道局HPより)の水を消費し、例えばミーレの食洗機であれば6.5L(*モードによる)で洗い上げることができます。

肌にやさしい

洗剤や水に肌がさらされることなく、手荒れがひどい人は特に重宝するでしょう。

洗い上がりがキレイで衛生的

特にグラスでその効果を実感しやすいですが、鍋やフライパンなどもとてもキレイになります。使用後の庫内のお手入れも簡単なものが多く、手間を取られることがありません。

食洗機が必要な人にとってデメリットは感じられにくく、不必要な人には使用頻度が少ないことでスペースの無駄遣いを感じるでしょう。また少ない食器で使用したり多く食器を入れすぎたりすると、機能的なメリットは享受できません。

家族構成と使用頻度、食器量(種類)などで必要性と容量を判断しましょう。食洗機にはお湯を使って洗うのが基本で、お湯だから乾燥させやすく衛生的で除菌にもなります。太陽光発電などでお湯をリーズナブルに使ったりできると、省エネにもつながります。

食洗機の使用頻度

実際に私の周囲で食洗機を使っている、4人家族の使い方です。

case1・T家

メーカー:ボッシュ(幅45cm・約8人分の容量)
キッチン:大工さんによる造り付けキッチン
家族構成:妻…専業主婦・夫…会社員・子ども…2人
使用頻度:ほぼ毎日。
使い方:朝・昼・晩の食器をまとめて、晩に1回使用。

感想:「食洗機があることで、すごい楽になった。朝すぐ出掛けられて、夜はまとめて洗えて楽だし、自分で洗うよりキレイになる。」

case2・H家

メーカー:パナソニック(幅45cm・約5人分の容量)
キッチン:トクラスのシステムキッチン
家族構成:妻…専業主婦・夫…会社員・子ども…2人
仕様頻度:ほぼ毎日
使い方:1日2回使用

感想:「毎日40分程度取られていた食後の片付けが楽になり、電気代と水道代も節約できている。ゴム手袋をしても手荒れしていたのが、食洗機を使うことでなくなった。」

食洗機の種類

卓上型かビルトインか?

 

卓上型は自分で設置できるものあり、工事費用も安く、賃貸住宅や配置スペースに余裕のある家庭に向いています。

注文住宅を建てるなら、ビルトイン(はめ込み式)をおすすめします。卓上型より機能面も充実したものが多いのですが、1番の理由は、キッチンのデザインをすっきりきれいに見せるからです。

国内か海外メーカーか?

ビルトイン食洗機の耐用年数は、国産で7〜10年、外国製で15〜20年の耐用年数が想定されています。

ドイツ・ミーレ社ボッシュ社などの方が容量が大きく洗浄力が高いため、コストも割高ではありますが、食洗機の耐用年数と価格は比例している傾向があります。使用頻度や将来の家族構成を考えて選べば、国内メーカーでも海外メーカーでも結果的にある「時間=お金」に見合ったものになりそうです。

その他の違いは、開き方になります。

国内メーカーのものはスライド式が主流で、食器の出し入れに姿勢を低くする必要はありません。

open

海外メーカーのものは手前にオープンに開き場所を取り、少しだけ開けるということはできません。開けたり閉めたりという動作は、スライド式のものの方がしやすいです。

ブランドにこだわりがなければ、システムキッチンに組み合わせてお得なブランドを選ぶのが良いでしょう。

ミーレの使用感


わが家は4人家族でミーレと機能的に変わらず割安なボッシュも検討していたのですが、設計事務所の勧めもありミーレを選択しました。家具職人さんで作ったキッチンに、幅45cm・約9人分の容量のものを使用しています。

来客やお祝いの時などに、グラスや大きなお皿をいっぱい使うことに抵抗感はありません。10人くらいまでのお客さんであれば1回で片付けられるので、招く側も片付けを気にせずに最後まで一緒に楽しめます。

フォークやスプーンはこんな感じで、立てて洗浄できるカトラリートレイが最上部に付いています。

音は昔よりだいぶ小さくなったそうですが、キッチンの周囲に居れば多少気になります。わが家では食器だけでなくフライパンや鍋・ボウル類も入れ、焼き魚やオーブン料理の時も躊躇なくグリルを入れて晩に1回使います。キッチンペーパーや食事の際に使用したティッシュやナプキンで汚れを拭いてから食洗機に入れ、洗い上がりは自分たちで洗うよりはるかにキレイなので助かります。

ちなみにリンスはミーレの純正のものしか使用したことがありませんが、洗剤はフィニッシュタブレット【PR】で不都合なく使えています。

私が食洗機を使い始めた時は子育て+フルタイム+長い通勤時間に追われていたので、片付けの30分がなくなるだけで、とても画期的でした。また、汚れが軽い時にはエコモードを使えば使用水量が6.5Lというのは、相当な節約になります。

新築時に付いていなくても、システムキッチンなら後付けできるものもあります。食洗機は家事の負担を減らすだけでなく、省エネや節約にも結び付くので、特に時間の余裕がない子育て世帯におすすめしたい便利家電です。

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