友人の新居に招待されたのですが、新築祝いってどんなものが良いのしょう?
新築に伺う機会が多いので、その気持ちとてもよく分かります。選ぶのは楽しいですが、時間がない時などは慌ててしまいますよね。
現実的に喜ばれるのがお祝い金(商品券)だったり、カタログギフトだったりするのでしょうが、友達に送るのにはためらってしまうこともあります。
友達の場合は相手を思い浮かべて試行錯誤して選ぶのが楽しみでもあり、単刀直入に欲しいものを聞いても良いかもしれません。
この記事では新築(引越し)祝いの定番と、実際に贈って喜ばれたものを紹介します。
新築祝いの相場
新築祝いを現金(又は商品券)で友達や同僚に送る場合の相場は、5千円〜1万円とされています。
カタログギフトを贈る時の金額の目安も同等となるでしょう。
しかし、相手を思って贈るものには金額よりも「喜ばれるかどうか」が基準になると思い、友達には相場以下でもあまり気にせず贈ってきました。
新築祝いに頭を悩ませるのは日本人特有のものらしく、ドイツや韓国だと贈るものの定番があるのであまり困らない様です。
新築祝いの定番
ドイツでは新築や引越しのお祝いパーティーをする際、招待された人はパンと塩を持って行く習慣があるそうです。
「この家で食べることに困らないように」との思いが込められており、塩が貴重だった時代に富と繁栄の象徴だったことの名残もあるそうです。
韓国では時代と共に趣向が変わるとはいえ、石けんや洗剤・トイレットペーパーを持って行くのが定番です。
石けんや洗剤は泡立つことで「ますます財産(良いこと)が泡のように増えますように」、トイレットペーパーは「物事がするするとうまく進みますように」との思いが込められています。
北欧雑貨のカタログギフト
さて、日本での新築祝いは、食器や調理器具などのキッチン用品・タオルなどの消耗品などの生活用品や、カタログギフトが定番化しています。
「カタログギフト」と聞くと思いを込めるには少し味気なくも思えますが、選ぶ時間がない時には重宝するでしょう。
中でも、新築祝いなら北欧の生活雑貨で価格バリエーションも広い、イルムスがAmazonからも簡単に手配できオススメです。
他にも、ACTUSやBEAMSなど、さまざまなブランドが生活雑貨のカタログギフトを出しているので、友達の好みによって選んで下さいね。
贈って喜ばれた新築祝い
観葉植物
定番の観葉植物やお花を贈ることは多いです。
最近は自分が使い勝手が良く愛用しているものの中から候補を出して、友達に選んでもらうことが増えました。
木のまな板
ヒノキのまな板は良い香りがして抗菌作用もあり、包丁で切っていても当たりが柔らかいので感触が良く、トントンと良い音がします。
丸い形状だとみじん切りがこぼれにくかったり、切った食材を隅に置いておくこともできます。
木のまな板は、使ったらすぐ洗って拭くという作業さえすれば、黒ずみや食材が沈着することはありません。
お手入れは何もしていませんが、3年使用するとこんな感じです。
システムキッチンだとサイズの合ったまな板が付属していることもあるので、必要性の有無は尋ねた方が良いでしょう。
ちなみに贈ったのは、栗原はるみさんのゆとりの空間からです。使い勝手の良いキッチンツールが豊富です。
天然ワックス
実用品なので新築でなくとも喜ばれることは多いのですが、特に無垢フローリングを選んだ友達には好評でした。
無垢フローリングを選んだは良いものの、「何か特別なもので手入れしないといけないのか?」と疑問に思う人は多いです。
水で薄めて雑巾掛けの要領で拭くだけ、イヤなにおいやベタつきもなく肌にもやさしいです。
無塗装以外のフローリングならどんなものでも使えるので、アトピーやアレルギーの方がいる家庭に歓迎されます。
あまり高価なものではないので、他のものと抱き合わせでプレゼントをすることが多いです。
Bluetoothスピーカー
まだ持っていない人には、「とても役に立ってる!」と喜ばれることの多いプレゼントです。
小さくてインテリアのじゃまもしないし、キッチンでもリビングでも寝室でも、外にでも持ち出せるので音楽好きな家庭にぴったりです。
新築時にはリビングで家族が集まったりお客さんが来る機会が増えたりするので、色んな人のスマホから音楽を流して、場を盛り上げるのにも役立ってくれます。
家電を贈るのは好みや価格帯など色々とハードルが高くなりますが、Bluetoothスピーカーなら1万円以下で選択肢も多いです。
お風呂に持ち込んで音楽やラジオを聞いたり、プロジェクターとPCをつないで寝室でホームシアターをしたりする時や、ハンズフリーでのスマホでの通話などにもとても便利です。
次に贈ろうと思っているもの
ダーラナホース
置物なので相手を選ぶかもしれませんが、スウェーデンのダーラナ地方の伝統工芸品である手彫りの木馬です。
ダーラナホースは「幸せを運んでくれる馬」とされ、北欧雑貨のデザインにもよく使われています。
木彫りの素材感があるものから、カラフルにペインティングされたものまで種類も豊富なので、北欧雑貨が好きな人にはそのストーリーと合わせて贈ったら喜ばれそうです。
小ぶりのものなら数千円で入手可能なので、新築祝いではなくとも、雑貨好きな友達の家のお守り的に贈る機会が来るのをうかがっています。
軽い付き合いであれば、ドイツのエピソードと一緒に「パンと塩」を持参するのも1つの手かもしれませんね。
新築祝いに頭を悩ませた時に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
ちなみに、私がもらって嬉しかったものは、タイトルに使った写真のドライフラワーです。
家のインテリアにとても合い、同じようなものを作ってみたい意欲に駆られました。